工場勤務をしたいけれど「未経験OK」を信じれないあなたへ、工場勤務のベテランが生の声をお伝えします。
工場勤務は未経験OKが多いけれど、
全くやったことないから不安だよ。
本当に未経験でもいいの?
工場勤務の広告には「未経験 歓迎」「未経験でもOK」とよく書いてありますが、本当なのか知りたいですよね。
僕(@suzukiblog_jp)は大手製造業に勤めて、様々な職場を渡り歩いてきました。仕入れ先の採算改善などで中小企業の工場に入り込んで仕事をしたこともあります。そんな僕が工場勤務のリアルをお伝えします。
工場勤務は未経験でもOKは本当!理由 3選

まずは結論!
未経験でもOKです!
1. 基本的に誰でもやれる作業ばかり
モノを作る工程は、頭の良い人たちが作りあげています。儲かるように、「はやく」「やすく」「上手く」できるように工夫されています。
難しい作業ばかりで、ミスが出ていては儲かりません。不良品を少なくすることはとても重要です。
どこの会社でも作業工程で不良品がゼロを目指して改善を続けています。
そのため、だれがやっても簡単にできるようになっています。
【具体例:ゆでたまごを作る】
- 鍋にたまごを入れる
- 鍋に水を入れる
- 鍋を火にかける
- 時間がたったら火を止める
- 取り出す
- カラをむく
ゆでたまごくらい1人でやれると思いますよね。でも、これを1日に100回やるとしたらどうでしょうか。順番を間違えたり、作業スピードはバラバラになるかもしれないと想像できますよね。
なので、ミスがないように作業がはっきり分けられています。たまごを入れる、水を入れる、それぞれ作業者が決められて、同じ作業だけを繰り返します。これならミスが減りそうですよね。
ちょっとした工夫がたくさん詰め込まれているので、本当に誰でもできるようになっています。
2. 未経験者を育成するプログラムが準備してある
工場勤務は人の入れ替わりに対しても、儲かるようにしっかり考えられています。作業者がかわるたびに、不良が増えていては大問題です。初心者にはやさしい仕組みが多くあります。
- マニュアル「作業要領書」が準備してある
- 作業手順が決められている
- 作業のポイントがまとめられている
とにかく覚えやすく工夫されています。覚えるのが苦手な人でも大丈夫。もともと簡単な作業が、さらに覚えやすいからです。
儲かるために徹底しているのも理由の1つですが、作ったモノを納める会社にチェックされるという理由があります。
自動車部品のメーカーだとしたら、自動車メーカーに部品をおさめます。もし、不良品をおさめて自動車が故障したら市場不具合として自動車メーカーは社会からバッシングを受けます。部品メーカーのせいだとしても、お客さんにはそんなこと関係ありません。
未然に部品メーカーの不良が出ないように、自動車メーカーによる「工程監査」が行われます。作業要領書があるか、不良が流れてこないか、徹底的にチェックされます。こういった理由もあり、わかりやすくマニュアルやプログラムが準備してあるのです。
3. できるようになるまで丁寧に教えてもらえる
不良を出さないのが重要というのは、職場でも共有されています。管理職の人は、日々の生産量を守るのに必死です。不良が増えてしまうと生産量が減ってしまいます。
作業者が仕事を覚えられなくて困っていたら、どうにかしてくれします。先輩の横について教えてもらったり、練習をさせてもらえたり、職場によって方法は様々です。
見捨てられることはありませんので、先輩や上司の言うことを聞いて続けていればできるようになります。何度も言いますが、簡単な作業ばかりです。

まとめ
基本的に会社は「商品を売る」「儲ける」「社会に貢献する」をバランスよくやっています。商品が売れなければ儲かりません。儲からなくては研究開発ができずに、社会貢献ができません。
現状の工場勤務はムダが徹底的にとりのぞかれ、作業はシンプルになっています。ロボットを使うことで、人がやることも限られています。
工場勤務が未経験だとしても大丈夫ですよ。難しく考える必要はありません。
>>工場勤務についてもっと知りたい方はこちらの記事
「工場勤務が不安?判断材料をあなたへ 【適正セルフチェック11項目】」