工場勤務

工場勤務の将来が不安?未来が明るい会社・暗い会社の分かれ道は○○です!

Future

工場勤務の将来に不安を抱えていませんか?

悩んでいる人

このまま工場勤務を続けていいのかな?
給料は上がらないし、不安だよ。
どうにかしなきゃと思うけれど…。

将来のことなんてだれにもわからないですが、将来のことを考えることはだれにでもできます。

少しでも明るい未来にするために、工場勤務している人は必見の内容になっています。

僕(@suzukiblog_jp)は20年も大手製造業に勤め、さまざまな工場の採算改善、海外出向などを経験しています。今では開発部署にいるので、世の中に出る前の製品を見ています。

そんな僕が工場勤務の将来性について考察します。

工場勤務の将来性は? 3つの視点

future

明るい未来と暗い未来があり、どちらも変えることのできない大きな時流です。

できることなら、将来性のある工場で勤務したいものですね!

すでに進行中の変化を3つ解説します。

1. 自動化が進んでオペレータを減らす

作ったものを安く売るために、人件費を減らすのは王道の戦略です。海外で作ったものが安いのは、働いている人の給料が安いというのが1つの要因です。

日本で給料を下げるのは難しいので、働く人を減らすという手段をとります。

  • ロボット
  • 専用の機械
  • 自動の搬送装置 etc…

人がやらなくていいことは、機械にやらせます。機械はミスやムラがなく、どれだけ働かせても問題ありません。そうすることで、会社の利益を増やします。

人がやった方が安い場合は、派遣社員や期間工といった給料ができるだけ安い人を使います。設備の方が高くなる場合がこれですね。

簡単な作業は将来性が低い
・機械にやらす
・給料の低い人にやらす

2. DX化で管理を自動化

管理についても人を減らしています。

  • 生産数
  • 不良数
  • 作業者のシフト
  • 勤怠情報
  • 安全衛生
  • 棚卸し etc…

書き出すとキリがないほどの管理する情報があります。(僕は管理職なので、リストアップしながら吐き気が…)

ひと昔前は、全て人が紙に書いて管理していましたが、現在はPCに入力したり、自動でデータ化されています。

どんどん加速しているので、管理職はモノ・金・情報の管理は減っていきます。「人」=「部下」を管理したり、判断をするスキルが必要になっていくと考えられます。

管理職でも要注意
・数値化できる管理項目は「人」がやらなくなる

3. 人にしかできないことが仕事になる

先に紹介したように、工場勤務の仕事は機械に奪われる範囲が広いです。

それでも、人でしかできない作業はまだまだあります。

  • メンテナンス
  • 生産性の改善
  • 不良の原因追求
  • 人の育成
  • ロボットの調整
  • 生産システムの導入

ひたすら同じ作業を繰り返すという仕事は減っていきます。ロボットのが得意なためです。

その代わりに、知恵をださないと達成できないことや経験・知識がないとできないことは人がこれからもやり続けるでしょう。

ディズニー映画の「ウォーリー」の世界のように、ロボットが自発的に自分をメンテナンスできるようになったら、工場勤務は人が要らなくなってしまいます。

費用対効果を考えると、20年はそんなことにはならないと思いますが。

人だからこそやれるスキルが重要

将来性はあるという主張

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工場勤務の将来に希望が持てることをピックアップしました。

この先の需要を作れる企業は生き残る

変化の激しい社会で生き残るには、企業が変化をするしかありません。今までどおりの経営で成長できるような企業はありません。

  • トヨタ:街をつくる
  • フェイスブック:社名変更「メタ」
  • グーグル:20%ルール
    ※自分の業務外のことを20%時間取り組む制度

有名な事例ばかりですが、今のままでいいと考えている経営者はいないでしょう。

次々に新しいことに挑戦して市場を開拓していく企業で働けるとモチベーションは高く保てます。

変化に対応できる企業は大丈夫
・新しいことをやる資金力
・柔軟な経営体質

将来性はないという主張

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暗い話題ですが、さけて通れないことなので解説します。

自動車部品メーカーはきつい?

自動車産業は大転換機と言われています。

ガソリン車の構成部品点数は10万部品もあったのに、電気自動車は1万部品にまで減り、求められる精度が変わります。

いきなり切り替わることはないですが、今のまま同じ部品を作っていてはどうなるかは明白です。

電気自動車で使われる部品の生産を始めたり、違う製品の部品を作れるようにしたり、新しい市場を開拓しないといけません。

もう変化は起きている
・変化に対応するか
・違う産業へ手を広げるか

職人技はなくなる?

企業に勤める職人さんは、かなり肩身が狭くなっています。機械加工においては、10年〜20年前では1週間かけてやっていたことが、今では2日くらいでできてしまいます。人の腕があがったのではなく、設備の自動化など、人がやる時間を徹底的になくすことで実現してます。

ただし、まだまだロボットや機械では再現できていない人の能力はありますので、今すぐに職人技が不要になるわけではありません。

職人技のデータ化・機械化は進んでいる

でも、そういう時代がいつ来てもおかしくないと感じています。

僕自身も技能五輪で結果を残すために、腕を磨いていたので少し寂しいですが、そんな気持ちを社会は考えてはくれません。

僕たちは世の中に必要な技能を身につけるしかありません。

じゃあどうすればいいの?転職活動を始めましょう!

あなたが将来性のある会社に勤めていたら、そのまま働くのが良いかもしれません。

でも、将来やばいんじゃないの?と感じていたら、転職活動を始めましょう。

転職活動とは?
・すぐに会社を辞めることではない
・次の会社を探す活動

  • 雇ってもらえるのか
  • 給料は下がらないか
  • 生活に影響は出ないか

あなたが転職すると「どんな条件で働けるのか」を知っておくことが重要です。

もし、本当に転職すると決断した時に、準備からスタートしていては出遅れてしまいます。

会社が傾いて困ったときに、冷静な判断ができるでしょうか。転職活動をすることは、あなたを守ることに必ずなります。

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