工場勤務

【工場勤務】何を考えて単純作業しているの?おすすめの考え事 3つ

thinking

工場勤務の単純作業中、考え事しますよね。

悩んでいる人

工場勤務の作業中、
みんな何を考えているの?
慣れてくると考えることないよ…。

長く勤めていると考える事が無くなって、思考停止で作業してしまいますよね。考える時間を無駄にせず、有意義なものにしたくありませんか?

  • 宝くじ当たったら何しようかな
  • 週末は何して遊ぼうかな
  • 夕飯は何食べようかな

この考え事は定番ですが、時間を無駄にしてしまいます。

僕(@suzukiblog_jp)は大手製造業に勤めて、様々な職場を渡り歩いてきました。仕入れ先の採算改善などで中小企業の工場に入り込んで仕事をしたこともあります。そんな僕が工場勤務のリアルをお伝えします。

現在では管理職になった僕が「当時の作業中に考えておけば良かったこと」を具体的に紹介します。

工場勤務中のオススメの考え事3つ

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まずは結論!

  • モノづくりの仕組み考察
  • いくらで作っているのか考える
  • 売り上げを計算する

なんだか想像と違うことが3つ並んでいると思います。読むのを辞めようと思ったあなたは、騙されたと思って読み進めて下さい。きっとあなたの将来の糧になります。

1.ものづくりの仕組み考察

工場ではなにかしらの形のあるものを作っています。

食べ物、工業用品、おもちゃ、色んなものを世界中の工場で作っています。

全自動で人が全くいない工場、人がいっぱい並んで作業する工場、様々なタイプの工場があります。

どんな工場であっても、儲かるから、社会に求められてるから、作り続けていているのです。

工場勤務の環境は、目の前でそれを見て、手に取ることができます。

最高の社会科見学です。

そんな中で以下の4つをやることで、あなたが仕事で手にしている製品の儲けているポイントがわかります。

  1. どうやって作っているのか疑問を持つ
  2. どうしてこのやり方を採用しているのか考える
  3. 仮説を立てる
  4. 答え合わせは人に聞く

疑問を見つけて、仮説を立ててみましょう。

すずき

疑問:どうしてここは手作業なのかな。
仮説:きっとロボットではやれないんだな。

こんな感じで、想像するんです。そうすると、次から次へ疑問が出てくるのではないでしょうか。そして、答えが知りたくなった時は人に聞けばOKです。

その職場の管理職の人に聞けば、何かしら教えてくれます。

僕がオススメする聞く相手は「生産技術者」です。その生産システム、生産工程を設計して作り上げた人です。

生産技術者として僕は働いたことがありますが、現場で作業している人の意見は参考になることがあります。話しかけられても、嫌がる人はいないと思います。

それに、自分が考えた生産システムについて、「ここはどうなってるの?なんで?」とか聞かれたら嬉しくて語ってしまいます。

1つの疑問に対して、深く考えること、考え抜くことが大切です。

  • 考え抜くチカラ
  • 生産のための工夫点
  • 生産技術の知恵

ぼーっと作業していては身に付かない能力が手に入ります。

疑問を見つけて、答え合わせをどんどんしよう!

2.いくらで作っているのか考察

次はいくらで作っているのか考えます。

想像で原価計算をします。
パンを作るとすると

  • 材料費・・・小麦粉、パン酵母、水、塩の値段から想像
  • 労務費・・・自分の給与をベースに想像
  •  経費 ・・・ 設備の投資費用(償却費)、保全費用、などを想像

ざっくりですが、
原価 =(材料費+労務費+経費)÷ 生産数

1カ月の生産量を10,000個として、

材料費
小麦粉は20kg×100袋を投入
400円/kgだとして…800,000円

労務費
自分の月収が200,000円
先輩と2人で生産しているから、
先輩は250,000円として…

経費は(少し難しいですが)
設備が1200万円くらいしそうだな、
償却期間を5年にしたとして…200,000円

(800,000円+550,000円+200,000円)÷ 10,000個
155円

こんな感じで、あなたの作っている物の原価を想像で計算します

厳密にはもっと多くの要素があります。他の材料、包装、光熱費、これらも原価に含まれます。

こちらも答え合わせをするときは生産技術者に聞きましょう。

正確な個当たりの目標コストを知っています。

原価計算が習慣化されると、私生活でも活躍します。

あなたが出会った商品やサービスの原価と価値を比較して、
高額で低品質な物を見抜くことができるからです。

いくらでモノが作れるのか、相場感覚を身に付けよう!

3.売り上げ計算してみる

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最後にどれくらいの売り上げで、儲かっているのか想像してみます。

売値がわかっている場合は簡単です。売値がわからないものはググってみると意外と出てきます。

パンの例を続けると、スーパーで300円で売っていたとします。

300円−155円=145円
145円×10,000個=145万円

「1カ月で145万円くらい儲かるのかな」と想像が付きます。

流通のコスト、不良品、売れ残り、などでこの通りではないですが、この事業が上手くいっているかどうかはわかります。

この計算ができると、外食先の店が儲かっていそうかどうかわかります。

どうやって儲けているのかわからないお店と遭遇して、その謎を解き明かすのは面白いですよ。

あなたが事業をするなら必ずできないといけない計算ですね。

儲かるカラクリを見つけよう!

最後に

いかがでしたか?

今まで思考停止で作業をしていたのなら、少しだけ あなたの頭の体操だと思って、僕のオススメの考え事を実践してみて下さい。

昇進、転職、自営業、どんな道を選んでも役に立つスキルになってくれます。

時間はみんな平等に与えられた大切な資産です。時間を有効的に使ってレベルアップしていきたいですね。

この考え方の参考になった本がこちら。

ムダな時間とはおさらばしましょう。

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