これから社員寮に入るかを考えているあなたに、社員寮生活経験者の生の声をお届けします。
社員寮って実際どうなの?
家賃が安い?快適なのかな?
向いてる、向いてないがあるの?
僕(@suzukiblog_jp)は大手製造業に勤めて、様々な職場を渡り歩いてきました。
職場異動が多かったので、4カ所の社員寮に住んだことがあります。
本記事でわかること
社員寮生活のリアル 適正チェック10項目

下記10項目をあなたにとって「メリット」「デメリット」をチェックしてみましょう!
メリットが多いのなら、寮に入って働いても問題ありませんよ。
1.職場が近い
なんと言っても通勤時間が短いのは嬉しいですよね。
通勤時間が30分から10分になったとすると、1日で往復40分の差が出ます。1年で160時間くらい自分の時間が増えることになります。(240日/年で計算)
歩ける距離だったり、通勤バスで送迎してくれるので、自動車やバイクで通勤しなくて済みます。
自動車を持つと、維持費にお金がかかるので、節約できるのも良いポイントですね。
2.同じ会社に勤める人と関わりが持てる
当たり前ですが、寮に入っている人はみんな同じ会社の社員です。
普通に話かければ、返答してくれます。
会話ができれば交友関係を広げることができますよ。
僕の場合は同じ職場の人と部屋が隣になったので、苦労せず親交を深めることができました。
共用の風呂に一緒に行ったり、洗濯機の空き状況を教えあったりしていました。
プライベートな時間は誰とも関わりたくないという人は、そのスタイルを貫けば、そっとしてくれる人がほとんどです。
社員寮だとプライベートが守られないという話も聞きますが、多様性の時代ですので、自分の身の振り方でプライベートは守れることが多いです。
1部屋に2人以上で住むタイプの寮は同居者によってストレスになります。
住む前に要チェックですね。
3.家賃が安い、敷金礼金がない
とにかく安いです。
敷金礼金がないのも嬉しいポイントです。
僕の勤めている会社の社員寮の場合
- 4畳半1間:3,000円〜
- 10畳1間:9,000円〜
- 7畳(風呂トイレ付):18,000円〜
運がいいと駅に近い物件もあります。
普通にアパートを借りたら、3倍〜10倍の家賃が掛かるのでとてもお得です。
4.引越し費用が会社負担の場合がある
会社都合での部署異動の場合、寮から寮への引越し費用は会社が負担してくれました。
自分でアパートを借りて住んでいる場合は、自費で全て対応しないといけませんので、入社してどこに配属されるかわからない状況では寮に入るのが賢明かもしれません。
自己都合で退寮の引っ越しは、自費で負担することになります。
5.駐車場の契約が1台まで無料

地域によっては、自動車を保有しないと不便な場所もあります。
製造業だと本社は駅近で製造工場は田舎ということが多いので、自動車は欲しくなります。
車を自分で保有すると駐車場を契約することになりますが、無料だと嬉しいですよね。
6.ワンルーム、4畳半〜10畳程度が相場
部屋はワンルームタイプばかりです。
社員寮用として建てられているので、シンプルな作りが多いです。
ワンルーム+押し入れでトイレ、風呂、キッチンなどは共用といった感じです。
4畳半、6畳、10畳のタイプの部屋に住んだことがありますが、荷物が少なければ、部屋が狭くても気になりませんよ。
- 荷物がいっぱい
- 大きいベッドでないと寝れない
- テレビは超大画面
こういった人は住み心地が悪かもしれないです。
7.会社独自の規則、行事がある
僕の勤めている会社の寮規則
- 社外者の連れ込み禁止
- 部屋での火気厳禁
- 30歳になったら強制退寮
- 寮の入退室を管理
- 避難訓練には極力参加
- クリスマス会 (任意参加)
- 掃除当番がある
会社によって様々だと思いますので、事前に調べると良いですね。
僕は自分の部屋は休むところと割り切っていたので気にならなかったですが、友人を招いて遊びたい人や、お部屋デートを考えている人は諦めることになります。
火事を予防するために、部屋での料理や暖房器具使用は禁止されていることも。
掃除当番などの行事はアパートに住んでいても、地域活動で招集されることもあると思います。
同じ会社の人達が参加するので、少し断りにくいですかね。
8.トイレ、風呂、キッチン、洗濯機、食堂 等が共用
寮のタイプによって共用の範囲が変わってきます。
共用だった場合のそれぞれの特徴(あるある)を挙げます。
トイレ
・ワンフロアに1か所が多い
・混み合うことはない
・匂いが気になることも
・清掃は業者だったり当番制だったり
風呂
・寮の敷地内に1か所
・時間によっては混み合う
・大浴場に毎日入れる
・お風呂セットは持参
・清掃は業者
・寮と建物が別で移動がめんどう
キッチン
・ワンフロアに1か所が多い
・休みの昼間はラーメン祭り
・道具が揃っていない
・ガチ料理する人は見たことない
洗濯機
・1棟に1か所
・洗濯機が空いていないとストレス
・洗剤、洗濯カゴは持参
・洗濯機の清掃はやっていないと思う
食堂
・安めの価格設定
・栄養バランスが取れる
・食堂のない寮も多い
9.部屋の選択肢がほとんど無い

勤務地に近い寮に住むことになります。
あなたが部屋を選べることは無く、空いている部屋に入れられます。
僕の場合は4階の部屋に勝手に決まっていました。
毎日の階段の登り下りはいい運動になっていました。
いや、正直に言うと面倒でした。
めちゃくちゃボロい寮もあるので、こんなところに住みたくないと言って出ていった知り合いもいます。
住んでみて無理だと感じたら、アパートを探せばいいと思いますが、1度退寮すると再度入寮することができない可能性があるので慎重に判断して下さい。
10.最低限の家具と家電が揃っている
アパート契約すると自分で揃えるべき家具、家電が、既に設置されています。
- エアコン
- 照明
- カーテン
- 洗濯機
意外と盲点になる照明とカーテンは実際に買うと安くはないので助かります。
冷蔵庫は自分で買うことになるのですが、少し待つといいかもしれません。職場や寮の人に余ってないか聞くと意外と譲ってもらえます。1人用の冷蔵庫って、結婚すると邪魔になることが多いんです。譲る人もリサイクル料を支払わなくていいので助かります。
最後に
10項目をチェックしてみていかがでしたか?
デメリットよりメリットのが多い人は寮生活を試してみてもいいかもしれませんね。
僕は寮生活を楽しめました。
仕事や先輩の愚痴を言って、同年代の人と仲良くなって、週末は飲みに行って。
是非、あなたも自分のスタイルで寮生活を楽しんで下さい。
僕は自分で製造業が天職だと思っています。油臭い工場、ロボットが休むことなく稼働している様子、人が知恵を絞って改善をする職場、どんな場所でもワクワクして仕事をしています。あなたの仲間入りを楽しみにお待ちしています。
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