どんな仕事にも悪い面はあります。工場勤務の闇をお伝えします。
工場勤務を考えているけれど、
良くない部分を知っておきたい。
周りの人は「なんとかなるよ」
って言うけど…
工場勤務をするか悩んでいるあなたに、工場勤務経験者の生の声をお届けします。
僕は大手製造業に勤めて、様々な職場を渡り歩いてきました。
仕入れ先の採算改善などで中小企業の工場に入り込んで仕事をしたこともあります。
そんな僕が工場勤務のリアルをお伝えします。
工場勤務の闇!知りたくない事実 9選
ネガティブな面ばかりが並びます。
あなたの覚悟を決めるきっかけにして下さい。

1. 企業による給与格差が大きい
大企業だと高卒でも給与が結構貰えますが、企業規模が小さくなるにつれ、給与がどんどん低くなります。
(例外もありますが、基本的には大企業が給与が良いです)
同じような仕事内容なのに給与格差が大きいです。
同じ自動車部品を作る会社だとしても、A社さんは月収30万円なのに、B社さんは月収20万円なんてことがザラにあります。特にボーナスの差は歴然です。
本人のスキルの差はなくてもです。
同一労働同一賃金が浸透している外国ではあり得ない状況です。
日本の工場勤務を狙うなら大企業がオススメです。
2. スキルがほとんど身に付かない
ひたすら同じ作業の繰り返しです。
誰でもミスが起きないように考えられた作業になっているので、淡々とやり続けることしかできません。
ほとんどの作業が、その製品のためだけに工夫されています。
転職したり、別の工場に異動すると一から覚えないといけません。
身につけたスキルが次の仕事で全く役立たないこともあります。
3. 意外と人間関係が重要
ただ繰り返し作業をやっていればいいわけではありません。
サークル活動、親睦行事、集団で休憩をとったり、多くの場面で人とコミュニケーションを取る必要が出てきます。そもそも働いている人が多いので、イヤでも人とかかわる機会が増えます。
給与を上げたければ、出世する必要があり、上司にこびを売って気に入られるのが出世コースの近道です。
工場勤務だからといって仕事だけに打ち込めばいいわけではないのです。

4. 正社員より派遣社員の方が優秀
人件費を抑えるために派遣社員を雇っている職場が多いです。工場勤務では正社員と変わらない仕事を与えられます。
そんな中、正社員なのに全然仕事のできないおじさんがいます。逆に派遣社員なのにバリバリ働いているお姉さんがいます。
給与が多いのは正社員のおじさんです。
こんな世の中おかしいって思いますよね。
働かないおじさんは、派遣社員の中で「ダメ社員」と陰で言われていることもあります。
5. 新人正社員より期間工の方が手取りが多い
ある程度の大きな企業だと、人件費を抑えるために「期間工」という求人をします。忙しい職場に一定期間の増員をするために人を雇います。残業、夜勤をバリバリやるので、スキルなしで高い収入が得られます。
期間工と新人正社員の給与明細を比較したことがありますが、同じ労働条件で期間工の方が手取り収入が多いです。
福利厚生や税関係の差ですが、正社員の人からすると面白くないですよね。
6. 冷暖房がない職場がある
大企業だとしてもボロボロの工場で働いている人が多くいます。冷暖房が古くて効果がなかったり、そもそも設置されていなかったりします。
職場によっては真夏は汗だく、真冬は防寒着を着込んで作業しています。
スポットクーラー、赤外線ヒーターが作業者の近くに置かれますが、その場をはなれると急に温度が変わるので寒暖差がつらいです。
中小企業で冷暖房完備の職場もあるので、工場の規模は関係ありません。
僕は真夏にエアコンがないのは耐えられません。汗がベタベタして気持ち悪いのが本当に嫌です。

7. 残業、休日出勤、夜勤があって馬車馬のように働く
工場勤務ではいかに機械をストップさせないか、いかに人の手を止めないか、ということが求められます。
まさに馬車馬のように働くことになります。
人を多く雇うよりも、既に雇っている人をたくさん働かす方が事業主としては安上がりになるので、残業、休日出勤、夜勤は法の範囲内でガンガンやることになります。
休日は疲れ切って寝るだけになって、何のために働いているのかわからなくなります。
残業で自由な時間は減り、夜勤で不健康になりますが、収入は増えます。
8. 有給休暇の日を指定される
有給休暇を取得したい日が選べない職場があります。
業務の負荷状況から、「この日なら休んでいいよ」と狭い選択肢を与えられたり、負荷が急に落ち込んで、有給休暇を取るように指示されます。
なぜこんなことが起きるかというと、有給休暇の取得が法律で定められたためです。
だからといって、好き勝手に休まれてしまうと業務に支障が出るので、業務の調整を最小限にして、休む日を指定してしまうのです。
9. クサイ
- 作っているもの
- 使っている機械の油
- 近くのおじさん
- 付けすぎの香水
- トイレ
オフィスワーカーでは経験できない臭いがそこら中にあります。
慣れてしまう匂いもありますが、僕は人の体臭だけは耐え切れません。
汗だくのおじさんの匂いだけは本当に嗅ぎたくないです。
以上が工場勤務の代表的な闇になります。
ムリだと思ったら、いいところの記事もあるので見てください。
最後まで読んでも工場勤務をすると覚悟を決めれたら、しっかり勤め上げれます。
応援しています!