なんだか話は上手いけど、心に響かない上司と出会ったことはありませんか?
かっこいい言葉ばかり言って、
全然役に立っていない上司がいる。
わからないなら黙っててくれた方が
仕事がはかどるよ…
言ってることはわかるのですが、「そんなこと言われても困る」って上司いますよね。
いいから黙ってほしいと感じてしまいます。
だからといって、上司は変えられませんよね。
それなら、振り回されることなくハッピーに仕事をしたいと思いませんか?
そこで、海外出向、長期出張、部署異動6回など、多くの職場を経験したぼく(@suzukiblog_jp)が実践した処世術を紹介します。
仕事も管理もイマイチなクチだけ上司と付き合うポイント

さっそくですが、今回の上司『加藤課長(仮名)』と付き合うポイント
加藤課長の紹介
- 労働組合に専従
- 労働組合の専従経歴で課長になれた
- 耳障りのいい言葉が得意
- 完全に部下からなめられている
- 専門性が低い
- 元気がある
- 誰よりも早く出社する
加藤です。
労働組合は激務でしたが、
とても良い経験になりました。
週末はウォーキングで
ストレス発散しています。
補足します。
男性、高卒、既婚、色黒。
立派な発言がさらっとできるので、
初対面の人の印象は良いです。
労働組合に専従って何?
にお答えします。
大企業になると労働組合の規模が大きく、仕事をしながら労働組合の活動をするのは負担になります。
そこで、労働組合の仕事だけを専門で行う人を集め組織します。
その選ばれた人が専従者です。
組合員の会費からお給料が支払われ、会社業務から外れます。
専従者の特徴・条件
ぼくの勤める会社は下記のような特徴や傾向があります
- 希望者はほとんどいない
- 辞令は拒否できない
- 将来の出世が約束される (暗黙の了解)
- 働き盛りの28〜40歳で人選される
- その職場のNo.2〜3くらいの人が選ばれる
- 業務上のスキル・経験が積めない
- 任期は4年以上
出世できるからラッキーと思うかもしれませんが、よほど優秀な人でない限り、同期との業務経験の差を埋めるのは難しいです。
実際に「仕事も管理もイマイチな上司」が発生して部下に迷惑をかけています。
鋼のメンタルを持っていればオススメの出世コースです。
イマイチな上司と付き合うためのヒント3つ

組合活動で手に入る経験もありますが、失った業務経験は大きいです。
本人が穴埋めの努力をするしかありません。
それをやらずにいると今回の加藤課長のようになってしまいます。
1. 具体的にどうすればいいか質問しよう
加藤課長は黙って部下に任せたほうが上手くいくのに、つい口を出して部下の士気を下げてしまいます。
労働組合での経験で、弁は立つのですが、業務内容がわかっていないので、具体的なコメントができません。
その辺りの自覚があるのかわかりませんが、立場上の発言をしたいという気持ちが強すぎます。
だからといって、上司の発言を無視し続けるのは気が引けますよね。
そこで魔法のフレーズです。
「具体的にはどうしますか?」
加藤課長はフリーズしてしまいます。
2. やりたいことを提案しよう
更にたたみ掛けます。
「〇〇するのはどうでしょうか?」
あなたが持っていきたい方向へ引きずり込めれば完了です。
加藤課長はかっこいいことを言って仕事をやった気になってくれます。
3. 言葉遣いを学ぼう
言葉遣いや会話を学べます。
加藤課長は労働組合で働いていたので、経営役員との議論を間近で体感しています。
普通に働いていたら、経験できることではありません。
経営役員まで上り詰める方々は、何かしら魅力的な部分を持っています。
会社の責任を大きく背負っているのですから、発言の重みが違います。
なかなか関われないレベルの人と間近で働けるのはとても貴重。
労働組合に専従した人は言葉遣いが上手になっていることが多いのです。
あなたが実力は充分で、魅力的な言葉遣いができれば、部下を鼓舞するのにとても役立ちます。
まとめ

- 具体的にどうすればいいか質問する
- やりたいことを提案する
- 言葉遣いを学ぶ
僕の会社生活で観察を続けている結果、
上司に楯突いて思い通りになっている人はいません。
完璧な人間がいないように、完璧を上司に求めてはいけません。
良いところは素直に真似て、悪いところは「反対」ではなく、心の中で「非賛成」として、上手く付き合っていくことが大切です。
加藤課長は労働組合の経歴があったから、出世したと思えるからマシな方です。
本当に何も出来ないのに出世してしまう人もいますからね。
加藤課長のような上司で困っている方の気持ちが、少しでも楽になったら嬉しいです。
★おまけ★
この本を読んでおくだけで、上司がかわいく感じます。